3月20日のラジオ内で出たマニアックな用語を解説 #エイプリルのバカ
この記事は3月20日にニコニコ生放送で放送した「【日曜Niconama junk!!】エイプリルのバカみたいな一日 第119回」で登場したマニアックな用語を解説する記事です。
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※エイプリルの完全主観で記事を書いているので人によっては悪意を感じる文章がありますが、ご了承ください。
・山賊打線
埼玉西武ライオンズの強すぎる打線の呼称。2018年,2019年の2連覇した際、打線の破壊力が非常に高く、フランチャイズ球場の場所や1イニングでごっそり得点を奪い取るさまから付けられた。
ちなみに2019年は打撃部門の主要タイトル5つ(首位打者、本塁打王、打点王、最多安打、盗塁王)を西武の選手が獲得した。
以下、山賊の舞
西武の中村剛也の愛称。本人の好きな言葉「おかわり」であることが由来。また、バッティングの方でも1試合に複数ホームランを打ったり打点を挙げたりすると「○○をおかわりした」と言われる。
・肩幅
2021年まで中日の監督を務めていた与田剛の代名詞。とにかくデカい。東海テレビの番組で実際に肩幅を測ったところ、61センチという規格外の長さ。
あまりにもデカいため、監督時代は遠近感がおかしくなってしまうような光景がたびたび出てきて野球ファンを混乱(?)させていた。
・本物
2020年から2021年までオリックスに在籍したアダム・ジョーンズの呼称。
ジョーンズは2019年までMLBで通算1939安打、282本塁打というすごい成績を持つバリバリのメジャーリーガーで2019年オフにFAでオリックスに入団。その際にオリックスの公式がオープン戦で掲げたキャッチフレーズが由来。
なお、成績としてはファンが当時思い描いていたものとは程遠い結果だったが、昨年は様々なかたちでチームの優勝に大きく貢献した。
・ビッグボス
今年から北海道日本ハムファイターズの監督に就任した新庄剛志の呼称。就任会見で自ら「監督じゃない、ビッグボス」と発言したことから、ビッグボスという呼び名が定着。
・エスコンフィールド
北海道北広島市に建築中の来季から日本ハムが使用する球場。正式名は「エスコンフィールド北海道」。
日本ハムと札幌ドーム(札幌市)との間で長年繰り広げられた「札幌ドーム問題」の決着として誕生した球場なのだが、明らかに札幌ドームよりいい球場になりそう(個人的感情)。
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・石井一久
現在の東北楽天ゴールデンイーグルスの監督兼GM(ゼネラルマネージャー)。2019年からGMに就任すると、賛否が分かれる編成をおこなっている。
事例1)日本一に導くなどチームに多大なる貢献をした嶋基宏や高卒2年目の西巻賢二に慈悲もなく戦力外通告を与える(オフに嶋はヤクルトへ、西巻はロッテに入団)。
事例2)本人が西武OBであることから、FA宣言した浅村栄斗、メジャー帰りの牧田和久、西武からFAで巨人に行った炭谷銀仁朗など西武でプレーしていた選手を立て続けに獲得していることから一部の西武ファンからはヘイトを集めている。
・「3位はBクラス」
前述の石井一久が2019年に発言した一言。
そもそも一般的にリーグ戦は上位3チームをAクラス、下位3チームをBクラスと分けられる。そんな中、当時監督の平石洋介(現西武 一軍打撃コーチ)はチームを3位のAクラスに導いた(楽天は昨年ぶっちぎりの最下位だったのではっきり言ってAクラスに導いたのはマジですごい)。しかし、オフシーズンに球団は平石監督を解任。その後秋季キャンプの際に選手たちにかけた言葉が「僕の中では3段階に分けたらBクラス」である。ただ、これが原因で解任されたのかは未だ謎である。
なお、石井一久は2021年に監督に就いたが3位のBクラスでシーズンを終える。
・オープン戦3位の呪い
ペナントレース前に1ヶ月ほど行われるオープン戦を3位で終わると何かしら悲劇的なことが起こってしまうことから。
オープン戦はレギュラーが確定していない選手が開幕前にアピールする場なので、上位にいる→若手が育っている、選手層が厚いということになるので決して悪いことではないのだが、なぜか3位の球団は高確率でBクラスで終えてしまう。仮にBクラスで終えなくてもファンとしてもチームとしても後味が悪いシーズンになることから呪われていると言われるようになった。
以下、直近10年のオープン戦3位球団の末路
2021年 西武→ルーキーからベテランまで野戦病院化が止まらずチームとしては42年ぶりの最下位に
2020年 阪神→シーズン前に藤浪ら3人がコロナに感染(プロ野球界では最初の疾患者)、球団内でコロナウイルスのクラスターが発生などコロナウイルスに大きく振り回されるシーズンに なお、チームはなんとか2位でシーズンを終える
2019年 楽天→前半戦首位も優勝を逃し3位フィニッシュ。オフには石井一久の暴走で良くも悪くもストーブリーグの主役に
2018年 楽天→GW中に自力優勝が消えるほど最下位を独走。ホーム勝率が2割前半という悲惨ぶり(楽天絶命パーク)
2017年 オリックス→戦力は整っていたが、野戦病院が続き完全体になることなく4位でシーズンを終える
2016年 ソフトバンク→前半戦は首位独走で2位の日本ハムと10以上のゲーム差を離すも大失速で歴史的なかたちで優勝を逃す
2015年 DeNA→交流戦までは首位も、交流戦から大失速で最下位
2014年 巨人→優勝するもクライマックスシリーズで阪神に4タテされる
2013年 ソフトバンク→開幕前は完璧な戦力と評されるも投打揃って大不振に陥り4位('10年代では唯一のBクラス)
2012年 DeNA→セリーグ5球団に負け越し(巨人戦に至っては東京ドーム戦全敗)の最下位
・のもとけ
SNSで中日ドラゴンズに関する情報を発信してくれるドラゴンズファンのインフルエンサー。
最近は球団にも知られているレベルの知名度になっており、Twitterのフォロワー欄を見ると現役の選手や中日OBの解説者もフォローしている。
ちなみに、のもとけの他にゆうのす、ドラペイなどドラゴンズ情報を積極的に発信してくれるアカウントはいくつかある。
・わっしょいベースボール
2021年に巨人の原監督がシーズン後半に掲げたスローガン。当時セリーグのAクラス3チーム(阪神、ヤクルト、巨人)は大混戦に次ぐ大混戦だったことから監督自ら選手たちにわっしょいベースボールの意図を話した。
内容としては端的にまとめると、先発ローテを5人(中5日)の強行、リリーフをガンガンつぎ込むマシンガン継投を行なった。なお、結果としては疲れ始めた投手陣が打ち込まれ始め、そのせいで打撃のリズムが乱れて点が取れないという最悪のスパイラルが発生し、それなりに早々と優勝争いから離脱した(それどころか大きくゲーム差を離していた4位広島にも抜かれそうになるオチ)。
・どすこい
1.巨人 山口俊の呼称。(放送内で挙げた「どすこい」はこっち)
山口俊の父親が力士であることから付けられた。
2.西武 山川穂高のホームランパフォーマンス
・プーさん
DeNA 宮﨑敏郎の呼称。社会人野球(セガサミー)時代にずんぐりむっくりな体型がプーさんみたいだという理由で付けられた。
・ライアン
ヤクルト 小川泰弘の呼称。投球フォームがメジャーリーガー ノーラン・ライアンに似ていることから。
・お断りックス
楽天 浅村栄斗の別称(?)。
2018年に当時西武に所属していた浅村はFA宣言。セカンドの強打者ということもありソフトバンクや楽天の当時センターラインに困っていた2球団が名乗りを挙げる。そんな中、こちらもセンターラインに困っていたオリックスも名乗り出る。
浅村は名門 大阪桐蔭出身ということもあり大阪に思い入れがあるから可能性はあるかもというオリックスファンから大きな期待もあった。
しかし、浅村はなんとオリックスと交渉を行う前にオリックスへ代理人を通じてお断りの連絡(ソフトバンクとは11月16日、楽天とは18日に面会。楽天と面会を行なった翌日19日のことである)。
その後西武とは残留交渉を行なったこともあり、まさかの門前払いをくらうオリックスに野球ファンからは驚きと笑いが飛び交い、その際に誕生したのが「お断りックス」である。